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漢検1級問題演習=幸田露伴「折々草」・その2

 

 幸田露伴の「折々草」で漢字検定1級試験問題シリーズの2回目です。本日は書き取り問題です。引用元を忘れていました。筑摩書房「明治の文学」全25巻の「第12巻 幸田露伴」(福田和也編集解説)です。

 

 次の下線部①~⑳のカタカナを漢字に直せ。

 

■ 嗚呼冶工は冶工の膝の立てやう、仏師は仏師の坐りやうあり、仮令神の前仏の傍に至るとも其①ツチを把り其②ノミを持するに当つては諸肌脱ぎ大胡坐かきて何の憚かるところかあらむ。

 

 ① 〔 鎚 (槌) 〕

 

 ② 〔 鑿 (鑚) 〕

 

■ 無事③コツザ、身に病なく胸に物なき時偶然窓外に鳥声を聞けば、其何の鳥たるを問はず極めて愛すべきを覚え、自ら破顔微笑するをまぬかれず。

 

 ③ 〔 兀 座(坐) 〕

 

■ 胃病者の甘きを愛するが如く遊冶郎は纏綿痴情の光景を写せるものを讚し、熱あるものの④カンを苦しとする如く不平家は和楽融々たる光景を写せるものを冷視す。

 

 ④ 〔  〕

 

■ 若し一転すれば即ち読者不適意の文字を厭ひ、作者不当の⑤バヒョウを受くるの逆境たり、嗚呼苦哉。

 

 ⑤ 〔 罵 評 〕

 

■ ⑥キョウチュウ多くの名刺を見る、中に彩色文藻を施したる極めて美麗の者恰も校書輩(げいしゃ)の用ふるものの如きあり、礼は既に足りて尚才を之に衒ふのみ。

 

 ⑥ 〔 筐(篋) 中 〕

 

■ ⑦ガイジは善人に似たりといえども善人にはあらず、故にガイジは僅に愛するに足るのみ敬するに足らず、又素より学ぶに足らず。

 

 ⑦ 〔 孩 児 〕

 

■ 西行の駄洒落はさすがにをかしきかな、⑧カイギャクもこれほどなるはあしからず、よき狂歌なるべし。

 

 ⑧ 〔 諧 謔 〕

 

■ ⑨エボシきる世ともならばや花の春

 

 ⑨ 〔 烏 帽 子 〕

 

■ いもうとの⑩タモトさぐればつばきかな

 

 ⑩ 〔  〕

 

■ それ農夫の剣は⑪クワなり⑫スキなり、工匠の砲は⑬キクなり⑭ジュンジョウなり、学者の水雷は魚形にあらぬ球状の⑮トウロなり、商家の⑯モウドウは⑰ホバシラ無くて⑱ケタのみある⑲ソロバンのほかあるべからず。

 

 ⑪ 〔  〕

 ⑫ 〔 犁(鋤) 〕

 ⑬ 〔 規 矩 〕

 ⑭ 〔 準 縄 〕

 ⑮ 〔 頭 顱 〕

 ⑯ 〔 艨 艟 〕

 ⑰ 〔 檣(艢、帆柱) 〕

 ⑱ 〔  〕

 ⑲ 〔 算 盤(十露盤) 〕

 

 

■ 極端を云へば詩客乃至楽家等は、(中略)悠然として独り孤峯に立つて笑つて⑳ギンガするの覚悟なかるべからざるものたり。

 

 ⑳ 〔 吟 哦 〕

 

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Author:char
不惑以上知命未満のリーマンbloggerです。
言葉には過敏でありたい。
漢検受検履歴
2006.3  漢字学習スタート
2006.6  2級合格
2006.10 準1級合格
2007.10 1級合格①
2009.2 1級合格②

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