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国民は飽きが来るのが早いのよ~、さっさと次の一手を考えてね

本日の岩波文庫「菜根譚」(今井宇三郎訳注)は、ちょうっとだけ艶っぽい一節。情事の後の空しさを、情事の前に思えという。しかし、そしたら情事は情事として成り立たなくなってしまうのでは??

【前集二六】

■■思味、則濃淡之境都消、色後思婬、則男女之見尽絶。故人常以事後之■■、破臨事之■■、則性定而動無不正。

1)ホウゴに味を思えば、則ち濃淡の境都て消え、色後に婬を思えば、則ち男女の見尽く絶ゆ。故に人常に事後の2)カイゴを以て、臨事の3)チメイを破らば、則ち性定まりて動くこと正しからざるはなし。



【解釈】 食欲を満たした後に味のことを思ってみると、うまいまずいの区別もすっかりなくなり、情事を満たした後に色欲のことを思ってみると、男女の欲もすっかり消えてなくなる。それゆえ、人は常にその事が終わった後の気まずさを思い浮かべて、その事に臨んで、その場で起こる愚かな心の迷いを醒ますようにすれば、本心がしっかりと定まって、行動に間違いがなくなる。



人間の欲望には必ず頂点があります。そこに向かって突き進むうちはいいが、いったんピークを過ぎると飽きが来るのは早いものです。したがって、ピークが過ぎた状態を事前のうちに想定しておくといいという。目標に到達する前に、既に到達後のことを考えるようなもので、聊か早計ではないかとも思われますが、予測はその後の行動を確かなものにするのは間違いないです。例えば、仕事。さまざまな雑務の中で自分の持ち分は捌かねばならない。お尻がきっちりと決められているから、やらなければならないのです。逃げるわけにはいかないので、やるのですが、やった後の達成感よりも空しさを事前に想定しておけば、きっちりと決められるのではないか。やや自虐的ではありますが、最悪を一度描くのは悪いことではない。萎縮してしまうかもしれないが、その後の展開がトントンと見えて来ることがある。自分に自信を持ちましょう。一点も疾しい気持ちがないのならば。欲望は欲望、限りがあるのです。とことん追い求めても所詮は空しい。その盛りが過ぎて空しい気持ちを常に見通すことがこの世を心安く生き抜く秘訣かもしれません。

政治の世界もピークがある。それにしても民主党のピークは早過ぎ。その想定をする前にピークが過ぎてしまった感がありあり。国民は飽きるのが早いのです。さあて、これからの一手はどうする?「小沢」的な物を切るのか、表層的な党内融和を演出するのか。ここも別の意味でピークを過ぎたことを想定してみると見えて来るものがあるかも。う~ん、小沢の出方次第ですね。彼は「選挙に勝てるなら国会に出る」と言っている。あの総選挙大勝の後の選挙ですよ。あの参院選挙惨敗の後の選挙ですよ。もう出涸らしでしょ。となると、違う組み合わせで無いと「勝てる」とは言えんよなあ。彼の頭には別の組み合わせができているのでしょうか?


問題の正解は続きにて。。。




1) ホウゴ=飽後。満腹になった後で。
2) カイゴ=悔悟。前に犯したあやまちを悔い、悟り改めること。悔悛、改悛とも。介護ではない。
3) チメイ=痴迷。愚かな迷い。「痴」は「おこ」とも。知命ではない。
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Author:char
不惑以上知命未満のリーマンbloggerです。
言葉には過敏でありたい。
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2006.3  漢字学習スタート
2006.6  2級合格
2006.10 準1級合格
2007.10 1級合格①
2009.2 1級合格②

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