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陸機「文賦」番外編2

陸機の「文賦」シリーズ(明治書院「新書漢文大系26・文選<賦篇二>」)の番外編の二回目です。

▼…澄心を罄くして以て思いを凝らし、衆慮を眇かにして言を為す。天地を形内に籠め、万物を筆端に挫く。始めは燥吻にテキチョクし、終には濡翰に流離す。理は質を扶けて以て幹を立て、文は条を垂れて繁を結ぶ。信に情貌の差わざる、故に変ずる毎に顔在り。思い楽しみに渉れば其れ必ず笑い、方に哀しみを言いて已に歎く。或いは觚を操りて以て率爾たり、或いは毫を含みて邈然たり。(第六回

▼…伊れ茲の事の楽しむ可き、固より聖賢の欽む所なり。虚無に課して以て有を責め、寂寞を叩きて音を求む。綿邈を尺素に函み、滂沛を寸心に吐く。言之を恢いにして弥広く、思い之を按じて逾々深し。芳蕤の馥馥たるを播き、青条の森森たるを発す。粲として風のごとくに飛びて猋のごとくに豎ち、鬱として雲のごとくにカンリンに起く。(第七回

▼…体に万殊に有り、物に一量無し。紛紜キカクとして、形状を為し難し。辞は才を程りて以て伎を効し、意は契を司りて匠と為る。有無に在りて僶俛し、浅深に当たりて譲らず。方を離れて員を遯ると雖も、形を窮めて相を尽くすを期す。故に夫の目に夸る者は奢を尚び、心に愜う者は当を貴ぶ。窮を言う者は隘なること無からんや、達を論ずる者は唯曠し。(第八回

▼…詩は情に縁りて綺靡たり、賦は物を体してリュウリョウたり。碑は文を披きて以て質を相け、誄は纏綿として悽愴たり。銘は博約にして温潤、箴は頓挫して清壮なり。頌は優遊として以て彬蔚、論は精微にして朗暢たり。奏は平徹にして以て閑雅、説は煒曄にして譎誑たり。区分の茲に在りと雖も、亦邪を禁じて放を制す。辞達して理挙らんことを要す。故に冗長を取る無し。(第九回

▼…其の物為るや姿多く、其の体為るや屢屢遷る。其の意を会するや巧みなるを尚び、其の言を遣るや妍を貴ぶ。音声の迭いに代わるに曁びては、五色の相宣ぶるが若し。逝止の常無く、固に崎として便じ難しと雖も、苟に変に達して次を識らば、猶お流れを開きて以て泉を納るるがごとし。如し機を失いて会に後るれば、恒に末を操りて以て顚に続く。ゲンコウの袟敘を謬り、故に淟涊として鮮やかならず。(第十回
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Author:char
不惑以上知命未満のリーマンbloggerです。
言葉には過敏でありたい。
漢検受検履歴
2006.3  漢字学習スタート
2006.6  2級合格
2006.10 準1級合格
2007.10 1級合格①
2009.2 1級合格②

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