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陸機「文賦」番外編1

陸機の「文賦」シリーズ(明治書院「新書漢文大系26・文選<賦篇二>」)は番外編として続行します。改めて訓み下し文のみ掲載、これはという言葉だけ漢字問題としておきます。全23回を小分けにしましょう。読めない言葉や意味不明のくだりはそれぞれの回に戻って復習しておきましょう。文賦という名文は何度も何度も搦手からでも玩わうのがお得。漢字学習はもちろん、文章の達人にもなれます。中国の古典にも造詣が深くなりますよ。兎に角お得。お得の一語です。

「文賦」(陸機)

▼…余才子の作る所を観る毎に、窃かに以て其の用心を得る有り。夫れ言を放ち辞を遣るは、良に変多きも、ケンシ好悪は、得て言う可し。自ら文を属る毎に、尤け其の情を見る。恒に意は物に称わず、文は意に逮ばざるを患う。蓋し知ることの難きに非ずして、能くすることの難きなり。故に文の賦を作りて、以て先士の盛藻を述べ、因て文を作るの利害の由る所を論ず。佗日に殆ど其の妙を曲尽すと謂う可し。斧を操りて柯を伐るに至りては、則を取ること遠からずと雖も、夫の手に随うの変の如きは、良に辞を以て逮び難し。蓋し能く言う所の者は、此に具うと云う。(第一回

▼…中区に佇みて以て玄覧し、情志を典墳に頤う。四時に遵いて以て逝くを歎き、万物を瞻て思い紛る。落葉を勁秋に悲しみ、柔条を芳春に喜ぶ。心懍懍として以て霜を懐い、志眇眇として雲に臨む。世徳の駿烈を詠じ、先人のセイフンを誦す。文章の林府に遊び、麗藻の彬彬たるを嘉す。慨として篇を投じて筆を援り、聊か之を斯文に宣ぶ。(第二回

▼…其の始めたるや、皆視を収め聴を反し、思いに耽り傍々訊う。精は八極に騖せ、心はバンジンに遊ぶ。其の致れるや、情曈曨として、弥鮮やかにして、物昭晣として互いに進む。群言の瀝液を傾け、六芸の芳潤に漱ぐ。天淵に浮かびて以て安流し、下泉に濯ぎて潜浸す。(第三回

▼…是に於て沈辞は怫悦として、遊魚の鉤を銜みて重淵の深きより出ずるが若く、浮藻はレンペンとして、翰鳥の繳に纓りて曾雲の峻きより墜つるが若し。百世の闕文を収め、千載の遺韻を採る。朝華を已に披けるに謝し夕秀を未だ振るわざるに啓く。古今を須臾に観、四海を一瞬に撫す。(第四回

▼…然る後義を選びて部を按じ、辞を考えて班に就く。景を抱く者は咸叩き、響きを懐く者は畢く弾ず。或いは枝に因りて以て葉を振るい、或いは波に沿いて源を討ぬ。或いは隠に本づきて以て顕に之き、或いは易きを求めて難きを得。或いは虎変わりて獣擾れ、或いは竜見れて鳥瀾る。或いはダチョウにして施し易く、或いは岨峿して安からず。(第五回
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char

Author:char
不惑以上知命未満のリーマンbloggerです。
言葉には過敏でありたい。
漢検受検履歴
2006.3  漢字学習スタート
2006.6  2級合格
2006.10 準1級合格
2007.10 1級合格①
2009.2 1級合格②

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