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ドカドカと自分を卑下する諸葛亮=「後出師の表」5

中国名文を噛み締めるシリーズは、諸葛亮の「後出師の表」(明治書院「新書漢文大系8 古文真宝」から)の5回目です。2009年のオーラスです。今回も曹操の“しくじり”を持ち出して、自分を正当化しています。

【7】
曹操五たび昌覇を攻むれども下らず。四たび巣湖を越ゆれども成らず。李服を任用すれども、而も李服之を図る。夏侯に委任すれども、而も夏侯敗亡す。先帝毎に操を称して能ありと為すも、猶此の失有り。況んや臣の1)ドカなるをや。何ぞ能く勝つことを必せんや。此れ臣の未だ解せざる四なり。

1)「ドカ」=駑下。自分の才能を卑下すること。駑劣(ドレツ)ともいう。

諸葛亮の疑問その四――。曹操にも「失」があったではないか。それによると、「五回も昌覇(東海郡)の城を攻めたが、城は降伏しなかった。また四回巣湖を越えて合肥(安徽省)を攻めたが成功しなかった。李服を任用したけれど、李服はかえって謀反をはかった。夏侯淵を大将軍として漢中のことを委任したが、蜀軍に攻められて淵は戦死したではないか」というのです。「先帝毎に操を称して能ありと為す」、つまり先帝劉備も曹操の才能を称賛していました。そんな曹操でも躓きがあったのに、ましてや才能の大きく劣る私ごときが失敗しないわけがないでしょう。必勝を求められても困るというのですが、ちょっと弱気ですなぁ。ま、打って出なければ、そのまま崩れ落ちる運命であることは分かっていたから、失敗するしないは行動の価値基準たり得るはずがなかったんですけどね。

「四の五の言わずにあっしについてきておくんなせぇ~」。
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Author:char
不惑以上知命未満のリーマンbloggerです。
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2006.3  漢字学習スタート
2006.6  2級合格
2006.10 準1級合格
2007.10 1級合格①
2009.2 1級合格②

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