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長恨歌で漢検1級試験問題=書き取り・読み・その5(最終回)

長恨歌で漢検1級試験問題シリーズの最終回は、漢検の王道である書き取りと読み問題。読み問題を制するものは漢検を制すと言っても言い過ぎではない。30問もあって、前半20問が音、後半10問が訓です。書き問題15問は比較的容易。音読みの同音異義語と、訓読みの同音異義語が計4問必ず出ます。問題作成の上では、訓読みの同音異義語が苦労しました。長恨歌学習の範囲では目ぼしい物が見つかりませんでした。1級配当では見つからず、今ひとつで簡単です。


 【1】 次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。

 1 我がカボウを修め、子と仇を同じうせん。 ( 戈 矛 )

 2 ゴトウの樹皮は緑色をしている。     ( 梧 桐 )

 3 蘭学カイテイは大槻玄沢の著書だ。    ( 階 梯 )

 4 竹や柴を編んでリエンを作った。     ( 籬 垣 )

 5 拉麺にコショウは欠かせない。      ( 胡 椒 )

 6 友人とタモトを分かった。        (    )

 7 邦楽のことをシチクとも称する。     ( 糸 竹 )

 8 宮中を取り仕切るロウタけた女官長。   (  長 )

 9 コウコツとした表情で瞠める。      ( 恍 惚 )

10 コウジョとは学校のことだ。       ( 黌 序 )

11 狩野派の見事なフスマ絵を鑑賞した。   (    )

12 エンオウの契りを結ぶ。         ( 鴛 鴦 )

13 エンオウを晴らす。           ( 冤 枉 )

14 線香をく。              ( 焚・炷 )

15 ご飯をく。              (    )


 【2】 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。

 1 嘶嘶と子供が泣き喚く。            ( せいせい )

 2 深紅の花が曄曄と咲き誇る。          ( ようよう )

 3 真っ青な昊天が清清しい。           ( こうてん )

 4 闔扇いまだ開かざる。             ( こうせん )

 5 臣に奸邪有れば正衙に奏す。          ( せいが )

 6 銀の玉が鏘然と鳴った。          ( しょうぜん・そうぜん )

 7 大阪は関西方面の商賈が出入りする関門だった。 ( しょうこ )

 8 無理矢理女性に狎恰すると猥褻罪となる。    ( こうこう )

 9 宗之は蕭灑たる美少年。         ( しょうさい・しょうしゃ )

10 闕腋の袍は動きやすく出来ている。      ( けってき )

11 新緑眩しい翠巒の風景だ。           ( すいらん )

12 古代中国の天子は六纛を立てた。        ( りくとう )

13 草木がのびのびと鬯浹している。        ( ちょうしょう )

14 酔漢の咬哇が耳障りだ。            ( こうあい )

15 将軍が旌麾を振って指揮を執る。        ( せいき )

16 塵涓ながら協力させていただく。        ( じんけん )

17 王妃の鈿瓔は目映いばかりだ。         ( でんえい )

18 晴れた日に青霄を望む。            ( せいしょう )

19 簾鉤で御簾を巻き上げて留める。        ( れんこう )

20 仏塔を取り巻く欄楯。             ( らんじゅん )

21 その娘は評判の縹緻よしだった。        ( きりょう )

22 神の身代わりを務めるのがだ。        ( かたしろ )

23 五十年ぶりに訪れた嵐山はのままだった。   (  もと  )

24 とは生姜の古称だ。             ( はじかみ )

25 民主党が政権交代を公然とげた。       (  かか  )

26 唐錦のに坐る。               ( しとね )

27 栄光への。                 ( かけはし )

28 暑い季節が再びってきた。          ( めぐ )

29 腕無しの振り飄石。              ( すんばい )

30 の睦言、今ならピロートークか。       ( ねや )
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長恨歌で漢検1級試験問題=語選択・故事成語諺・その4



 長恨歌で漢検1級試験問題演習シリーズ。本日は語選択二題と故事成語諺問題です。
 故事成語諺は1級配当より常用・準1級が多くなってしまいました。クオリティ的には今一かもしれませんが、レベルはそれほど高くないので8問正解を目指してください。
 語選択は少しトリッキーなのが多いかもしれないので、いずれも3問正解で合格圏内です。



【1】 次の1~5の意味を的確に表す語を、下の□から選び、漢字で記せ。

〔1〕

 1 おおさかずき。………………( 觥 船 )

 2 長短入り交じるさま。………( 参 差 )

 3 書物。…………………………( 縹 帙 )

 4 動物を放し飼いにする庭。……( 囿 苑 )

 5 皇后の御殿。…………………( 椒 房 )

 □ちくろく・ひょうちつ・しょうぼう・きしん・こうせん・ゆうえん・しんし□

〔2〕

 1 明るくて綺麗なかがやき。…( 清 暉 )

 2 土地がやせたさま。…………( 磽 瘠 )

 3 美人。…………………………( 青 娥 )

 4 高くそびえたつさま。………( 聳 然 )

 5 飛び散るちりほこり。………( 氛 埃 )

 □こんぱく・しょうぜん・せいが・せいき・こうせき・ふんあい・ごうぜん□

 【2】 次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。

 1 リリョウ頷下の珠。……………………………………( 驪 竜 )

 2 リクセキの孤。…………………………………………( 六 尺 )

 3 籌をイアクの中に運らす。……………………………( 帷 幄 )

 4 後宮のカレイ三千人。…………………………………( 佳 麗 )

 5 玉のコシに乗る。………………………………………(  輿  )

 6 ジンカン到る処青山有り。……………………………( 人 間 )

 7 ヒサシを貸して母屋を取られる。……………………( 廂・庇 )

 8 リカ一枝春雨を帯ぶ。…………………………………( 梨 花 )

 9 コウト死して走狗烹らる。……………………………( 狡 兎 )

10 立てばシャクヤク坐れば牡丹歩く姿は百合の花。…( 芍 薬 )

長恨歌で漢検1級試験問題シリーズ=対義語・類義語と語選択・その3

 長恨歌で漢検1級試験問題演習シリーズの3回目です。本日は、対義語・類義語と語選択の問題です。語選択問題は作成するのは簡単ですが、対義語・類義語問題は難しい。特に対義語は困難を極めました。少しむずかしかもしれません。


 【1】 次の1~5の対義語、6~10の類義語を後の□の中から選び、漢字で記せ。

 対義語

1 溌 剌 (闌珊・闌散
2 殷 賑 ( 蕭 寥 )
3 鞅 掌 ( 綽 然 )
4 平 坦 ( 坡 陀 )
5 夭 逝 ( 遐 齢 )

 類義語

6 晴 霄 ( 蒼 昊 )
7 鴻 業 ( 丕 績 )
8 泉 路 ( 黄 墟 )
9 矮 軀 ( 眇 身 )
10 即 位 ( 馭 極 )


 □ひせき・はだ・らんさん・ぎょきょく・しゃくぜん・こうきょ・びょうしん・しょうりょう・かれい・そうてん□

【2】 次の1~5の意味を的確に表す語を、下の□から選び、漢字で記せ。

 1 盗み見ること。……( 睇 眄 )
 2 すだれととばり。…( 簾 帷 )
 3 災難に遭うこと。…( 罹 禍 )
 4 かみなり。…………( 震 霆 )
 5 あおぞら。…………( 碧 落 )


 □りか・ていべん・れんい・しんてい・へきらく・しんがい・てんびん□

長恨歌で漢検1級問題演習=四字熟語・一字音訓読み・その2



 「長恨歌」で漢検1級実践問題演習シリーズの2回目です。本日は四字熟語と一字音訓読み分け問題です。


 【1】次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を□から選び漢字二字で記せ。

 ア 1〔婉娩〕聴従

 イ 2〔輾転〕反側

 ウ 3〔翹足〕引領

 エ 4〔偕老〕同穴

 オ 5〔琳琅〕満目

 カ  人心6〔収攬

 キ  八面7〔玲瓏

 ク  翠帳8〔紅閨

 ケ  載籍9〔浩瀚

 コ  光彩10〔陸離


 □こうかん・しゅうらん・れいろう・えんべん・りくり・こうけい・かいろう・てんてん・ぎょうそく・りんろう

 次の11~15の解説・意味にあてはまるものをア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。

 11 期待を高めること。…………………(

 12 誰とも円満に交際できること。……(

 13 深窓の令嬢。………………………(

 14 夫婦和合。…………………………(

 15 寝返りを打つこと。…………………(


 【2】次の熟語の読みと、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。

 〔1〕

 ア 1 擘裂 (はくれつ )…2 擘  く (  さ・く  )

 イ 3 躋攀 (せいはん )…4 躋  る (  のぼ・る )

 ウ 5 攬筆 (らんぴつ )…6 攬  る (  と・る  )

 エ 7 闌夜 (らんや  )…8 闌 ける ( た・ける  

 オ 9 覓索 (べきさく )…10 覓 める ( もと・める 

 〔2〕

 ア 1 杳茫 (ようぼう )…2 茫  か ( はる・か  )

 イ 3 眇目 (びょうもく)…4 眇 める ( すが・める )

 ウ 5 綽態 (しゃくたい)…6 綽 やか( ゆる・やか 

 エ 7 薨去 (こうきょ )…8 薨  る ( みまか・る )

 オ 9 蕭颯 (しょうさつ)…10 蕭 しい(ものさび・しい

 〔3〕

 ア 1 旌旃 (せいせん )…2 旌  す ( あらわ・す )

 イ 3 踟躊 (ちちゅう )…4 踟  る (たちもとお・る

 ウ 5 均霑 (きんてん )…6 霑  す ( うるお・す )

 エ 7 飄泛 (ひょうはん)…8 飄  る ( ひるがえ・る

 オ 9 闕殆 (けったい )…10 闕 ける ( か・ける  )

長恨歌で漢検1級問題演習=四字熟語篇その1

 長恨歌シリーズで出てきた四字熟語を問題にしてみました。簡単なのから漢検四字熟語辞典に載っていないものまでバラエティーに富んでいます。

 【1】  次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を□から選び漢字二字で記せ。

 ア 1〔霓裳〕羽衣

 イ 2〔琳琅〕珠玉

 ウ 3〔膠柱〕鼓瑟

 エ 4〔瓜剖〕豆分

 オ 5〔六韜〕三略

 カ  余裕6〔綽綽

 キ  霧鬢7〔風鬟

 ク  黛蓄8〔膏渟

 ケ  篳門9〔閨竇

 コ  関関10〔雎鳩

 □けいとう・りんろう・しょきゅう・りくとう・げいしょう・かぼう・こうてい・しゃくしゃく・ふうかん・こうちゅう

 次の11~15の解説・意味にあてはまるものをア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。

 11 粗末な家。…………(
 12 静かな水面。………(
 13 融通が利かない。…(
 14 美しい詩文。………(
 15 夫婦円満。…………(

ジンカン到るところセイザンあり=長恨歌7

 白居易の「長恨歌」シリーズもいよいよ最終回です。最後は楊貴妃が玄宗皇帝に伝言するのと、昔のシーンを回想します。もちろん、二人の愛が永遠であることを誓うのです。それにしても、やはり120行は長いですね。


101 情を含みを凝らして君王に謝す

102 一別オンヨウ両つながら渺茫

103 昭陽殿裏恩愛絶え

104 蓬萊宮中日月長し

105 頭を廻らして下ジンカンを望む処

106 長安を見ずしてジンムを見る

107 唯旧物を将って深情を表わし

108 デンゴウキンサイ寄せ将ち去らしむ

109 釵は一股を留め合は一扇

110 釵は黄金をき合は鈿を分つ

111 但だ心をして金鈿の堅きに似しむれば

112 天上人間会ず相見えん

113 別れに臨んで殷勤に重ねて詞を寄す

114 詞中に誓い有り両心のみ知る

115 七月七日長生殿

116 夜半人無く私語の時

117 天に在りては願わくはヒヨクの鳥と作り

118 地に在りては願わくはレンリの枝と為らんと

119 天長く地久しきも時有りて尽く

120 此の恨みは綿綿として尽くる期無からん


 101 「睇」は1級配当訓み問題=「ひとみ」。これは宛字っぽい。音読みは「テイ」で「ぬすみみ・る」「ながしめ」「よこめ」とも訓む。視線を低く下げる、転じて、下を向いて盗み見ること。つまり、伏し目ですね。「睇眄」(テイベン)、「睇視」(テイシ)。
 太真こと楊貴妃は皇帝への思いを込めて、じっと瞳を凝らして、伏し目がちに感謝の言葉を述べた。

 102 「オンヨウ」は常用漢字書き問題=その後に「両つながら」(ふたつながら)とあるので、「オン」と「ヨウ」は二つの存在で対を為していることが分かります。同音異義語には「陰陽」「温容」。「陰陽」は対を成していますが、果してこの場合は意味がふさわしいでしょうか?「温容」はあたたかな顔つきのことで、対は成していないが、「容」は当て嵌まりそうです。「容」と対を成すと言えば…、正解は「音容」。音と形。つまり、皇帝の声と顔のこと。「渺茫」(ビョウボウ)はいずれも1級配当ですが既出ですね。はるか彼方にあるさま。「眇芒」でもOKですが、オウジビョウボウは「往事渺茫」であることに再度注意しましょう。
 あの馬嵬のお別れ以来、みかどのお声もお姿も、どちらもはるか彼方のものとなりました。ここから太真こと楊貴妃が使者に託した伝言が始まります。「112」まで。

 103 「昭陽殿」(ショウヨウデン)は、漢の成帝が愛人の趙飛燕(チョウヒエン)姉妹に賜った宮殿。ここは楊貴妃が玄宗皇帝と愛を交わした宮殿のことを言う。「恩愛」(オンアイ)はたっぷりとみかどから受けた愛情のこと。たっぷりです。いろいろです、エロエロです…。
 あの愛に満たされた日々がお懐かしゅう思いますが、はるか遠い昔の話でございますね。。。

 104 「蓬萊宮」(ホウライキュウ)=「蓬萊」は、古代中国で東の海上にある仙人が住むといわれていた五神山(仙境)の内の一つとされている。そこにある仙人が住む宮殿のこと。太真となった楊貴妃がまさに今生活している場所のことです。「103」と「104」は見事な対句ですね。
 この蓬萊宮で日がな一日くらしておるのでござます。

 105 「ジンカン」は書き取り問題=「霞が関」にいる人にとって「ジンカン」と言えば人事院勧告の略にしか聞こえませんが、長恨歌の唐代には、んなものあるわけない。仙界から「ジンカン」を望むというのですから、正解は「人寰」。人間界のことですね。「寰」は1級配当で「まるい大空におおわれた世界。また、ある範囲の中の地。わく内の地」。「仙寰」(センカン)、「寰宇」(カンウ)、「寰内」(カンナイ)、「寰区」(カンク)、「寰海」(カンカイ)、「寰中」(カンチュウ)。一方、「ジンカン」には「塵寰」もあり、こちらはけがれた世の中、俗界のこと。「塵世」(ジンセイ)、「塵界」(ジンカイ)、「塵境」(ジンキョウ)、「塵俗」(ジンゾク)ともいう。「塵」で始まる1級坡塘絡みの熟語は多くて、「塵埃」(ジンアイ)、「塵穢」(ジンアイ)、「塵涓」(ジンケン)、「塵囂」(ジンゴウ)、「塵滓」(ジンシ)、「塵氛」(ジンフン)、「塵謗」(ジンボウ)、「塵鞅」(ジンオウ)。
 また、注意すべきは「人間」も「ジンカン」と読むケースがあるということです。人の住む世の中、世間という意味がそれです。もちろん普通に「ニンゲン」とも読めるので問題には出にくいところですが。。。有名な成句である「人間到処有青山」(ジンカンいたるところセイザンあり)は、世間にはどこで死んでも骨を埋めるさわやかな山があるので、故郷を出て大志を抱いて活躍すべきだということ。江戸時代末期の僧侶で詩人、釈月性の「将東遊題壁」という詩から。単なる大志だけではなく、国防という憂国の思いが刻まれています。やはり、ここは「ニンゲン」とは読みたくないですね、「ジンカン」がふさわしい。このあと「112」でも出てくる。
 「頭」は「あたま」ではなく「こうべ」と訓んでほしい。

 106 「ジンム」は書き問題=前の行の流れから「塵霧」はすぐ浮かびますね。霧のように立ち籠めるちり・ほこり。「塵務」もあるが、こちらは「世間日常のつとめ、世間で生活するときにしなければならない煩わしい事柄のこと」。

 107 「将って」は稍難しい表外訓み問題=「・って」。宛字っぽい。通常は「以て」「用て」でしょうね。「旧物」は、皇帝から賜った記念の品々のことを指す。

 108 「デンゴウ」は見慣れない書き問題=なかなか浮かびませんが、皇帝から貰った思い出の品の一つです。きらびやかな宝石の類だということは分かると思いますが「デンゴウ」浮かぶか?正解は「鈿合」(鈿盒)。螺鈿細工の小箱のことです。この場合の「合」は「ふたのある器」で「盒」とも書く。「盒」は「ふた」「ふたもの」「さら」と訓み、「飯盒炊爨」(ハンゴウスイサン)。「鈿」は1級配当で「かんざし」「かざ・り」とも訓む。「鈿瓔」(デンエイ)、「鈿車」(デンシャ)、「鈿針」(デンシン)、「鈿螺」(デンラ)。
 「キンサイ」も書き問題=これも浮かびにくいですが、貴重なものといったら、「金」でしょう。問題は「サイ」。1級配当漢字を羅列すると「洒」「倅」「豺」「崔」「淬」「猜」「釵」「焠」「靫」「摧」「寨」「綵」「蔡」「儕」「縡」「賽」「顋」「鰓」「灑」「纔」。この中に答えはあります。この中から楊貴妃が皇帝から貰ったようなものと言えば、「靫」「綵」「釵」くらいか。「靫」は「ゆぎ」「うつぼ」、「綵」は「あや」「あやぎぬ」、「釵」は「かんざし」。もうこれ以上引っ張るのはやめましょう。正解は「金釵」です。金のかんざし。何度も取り扱っている漢字ですね。

 109 「一股」(イッコ)は、一つのかんざし。「股」はかんざしの足を数える単位詞。かんざしは髪に差すため二股に岐れていますよね。「一扇」(イッセン)は、箱の蓋を数える単位詞。

 110 「擘き」は1級配当訓読み問題=「・き」と訓む。「裂く」と同義ですが、ちょっと難しいか。「擘」は「ハク・ヘキ」。「おやゆび」「つんざ・く」とも訓む。熟語は「巨擘」(キョハク)、「擘裂」(ハクレツ)、「擘張」(ハクチョウ)、「擘画」(ハッカク=擘劃)、「擘指」(ヘキシ)=親指。「さく」はほかに「刳く」「磔く」「炸く」「撕く」「拆く」「屠く」「劈く」「析く」「剖く」などがあるので、訓めるようにはしておきましょう。
 かんざしは黄金の部分を剝がし裂いて、小箱の蓋から螺鈿の部分を切り離しました。何のためかというと…

111 みかどと私の心が、本来は一つであるのですが、この黄金や螺鈿のように堅固な結びつきがあれば…

 112 「人間」は訓み問題=既出です。「ニンゲン」ではなく「ジンカン」と訓もう。「会ず」は特殊表外訓み問題=漢文訓読では「かなら・ず」と訓む。
 天上界であれ人間界であれ必ず屹度、再びお会いすることができるでしょう。ここまでが太真こと楊貴妃が使者に託した伝言、言葉なのです。

 113 別れ際に、さらにねんごろに伝言を付け加えた。

 114 「この言葉の中の誓いは、二人の心だけが知っているのです」。

 115 「長生殿」(チョウセイデン)は、驪山(リザン)の離宮にある宮殿のこと。ある年の七月七日、長生殿での出来事です。楊貴妃が「往事」、いや「房事」か、を振り返っているのです。

 116 夜も更けて二人きりのとき、みかどはこっそりとおっしゃいました。

 117&118 この2行はセットで。「ヒヨク」「レンリ」は御馴染み書き問題=ノータイム。「比翼連理」で四字熟語にもなっている。「比翼鳥」は、雌雄それぞれ一目一翼で、常に二羽一体となって飛ぶ鳥、「連理枝」は、幹は二本で、枝が一つになっている木。この二つを合体させて、「男女の情愛が深く、仲睦まじいことのたとえ」。1級配当の類義語には「関関雎鳩」(カンカンショキュウ)、「偕老同穴」(カイロウドウケツ)がある。
 「天上界では比翼の鳥となって飛び、地上界では連理の枝となって愛をかわしたものじゃ」と。

 119 天と地は長く久しいものであるとしてもいつかは崩れるものです。

 120 しかし、みかどと楊貴妃の二人の愛の恨みはいつまでも長く絶え尽きることはないのであります。


 120行が終わりました。石川忠久氏の解説に拠りましょう。

 「長恨歌」は、発表当時からその美しい物語性と平易さから大いに流行し、長安の妓女たちは「長恨歌」を暗唱できることを一つの売りものとしたという。また劇的要素に富む「長恨歌」は、特に後世の戯曲に大きな影響を与え、元の白樸(ハクボク)の「梧桐雨」(ゴトウウ)、清の洪昇(コウショウ)の「長生殿」(チョウセイデン)などの名作を生んだ。「長恨歌」の流行は海外にも及び、わが国の文学にもあらゆるジャンルにわたって影響の跡が見られる。
 特に「源氏物語」には構想表現の面で深い文学的影響を与えていることが知られている。また、「和漢朗詠集」には、合計八句が引かれている。(以上、「漢詩鑑賞事典」P441~442)

 本日は以上です。せっかくの「長恨歌」ですから、これで終わらせるのは勿体無いですね。次回以降も引き続き、「長恨歌」を用いた漢字学習を続けま~す。

【今日の漢検1級配当漢字】

睇、眄、嵌、渺、茫、眇、芒、嵬、趙、寰、埃、穢、涓、囂、滓、氛、謗、鞅、稍、鈿、盒、爨、瓔、洒、倅、豺、崔、淬、猜、釵、焠、靫、摧、寨、綵、蔡、儕、縡、賽、顋、鰓、灑、纔、擘、刳、磔、炸、撕、拆、屠、劈、驪、雎、偕、樸

【今日の配当外漢字】

なし

吹く風に飄颻する「センベイ」とは…?=長恨歌6



 白居易の「長恨歌」シリーズの6回目です。楊貴妃に瓜二つの女性を発見しました。少なからず動揺する彼女の名は「太真」。ん?もしかして…、もしかすると…。


89 キンケツセイショウに玉を叩き

90 転じて小玉をして双成に報ぜしむ

91 聞道く漢家の天子の使いなりと

92 九華の帳裏ムコン驚く

93 衣をり枕を推し起ちて徘徊し

94 シュハク銀屛邐迤として開く

95 ウンビン半ば偏りて新たに睡りより覚め

96 花冠整えず堂を下りて来る

97 風はセンベイを吹いて飄として挙り

98 猶お霓裳羽衣の舞に似たり

99 ギョクヨウ寂莫として涙ランカン

100 リカ一枝春雨を帯ぶ

 89 「キンケツ」は1級配当絡みの書き取り問題(既出)=「金欠」ではないので「金闕」。あるいは「禁闕」でもいいかも知れません。天子の住む宮殿のこと。ここでは、仙界の宮殿のこと。「闕」は、「33」の「城闕」で既出です。過去には「丹闕」(タンケツ)=王宮の赤く塗った門=、「双闕」(ソウケツ)=門の上の両側に楼をのせた建物=を取り扱ったことがあります。「闕」は宮殿の「もん」を指し、宮殿そのものも言います。

 「セイショウ」は稍難しい書き問題=西の棟の部屋のこと。正解は「西廂」。「」は1級配当で「ひさし」とも訓みますが、ここでは「正堂(おもや)の両側のわき屋。東と西の廊下、または、塀沿いにつくったわき屋」。「廂(庇)を貸して母屋を取られる」は諺問題で頻出です。同音異義語は「政商」「悽傷」「青松」「青霄」「精誦」「晴霄」「躋升」「清祥」「斉唱」など。このうちでは「躋升」が稍難しい。意味は「高い所に上ること」。「躋」は「のぼる」で「躋攀」(セイハン)も押さえましょう。

 「玉」(ギョクケイ)は、玉の扉。「」は配当外で「かんぬき」。かんぬきをかけて戸をとざす意もあり、ここでは「戸」そのものも指す。「関」(ケイカン)、「鎖」(ケイサ)、「鍵」(ケイケン)、「扉」(ケイヒ)。
 仙山の宮殿の西の棟に至り、玉の門を叩く。

 90 「小玉」(ショウギョク)、「双成」(ソウセイ)はいずれも侍女の名前。順番から言うと、双成の方が小玉より上の序列に位置するんでしょうなぁ。

 91 「聞道く」は「きくなら・く」と訓む。漢文訓読です。聞くところによれば、人の話によると。「聞説」(きくならく)ともいう。中国、漢の国からきた、皇帝の死者であることを相手が聞くと…。楊貴妃に激似の「太真」ですね。

 92 「九華」(キュウカ)は、たくさんの花模様を施したという意。この場合の「九」は数が多いさまを言う。「ムコン」は常用漢字熟語書き問題=「無根」ではない。「ムコン驚く」とは、太真が使者の言葉に驚いて眠りから覚めたさまを言います。正解は「夢魂」。夢の中の魂、夢の中で思い詰めた心。

 93 「攬り」は1級配当訓み問題=「・り」。集めて手に持つ。ここでは、裸で寝ていたわけではないでしょうが、夜着なのでその上に引っ掛けるガウンのような物を手に取ったということでしょう。「攬」は音が「ラン」で、「と・る」「す・べる」「つま・む」とも訓む。「人心収攬」(ジンシンシュウラン=掌握)、「攬筆」(ランピツ、ふでをとる=詩文の作成)、「包攬」(ホウラン)、「承攬」(ショウラン)。「とる」は1級配当ではほかに「秉る」「騫る」「撈る」「摯る」「搏る」「搦る」「搴る」「捫る」「弋る」「簒る」「俘る」など。びみょうに意味は違いますが、いずれも「とる」と訓めます。

 太真はあわててガウンを手にとって、枕を押しやって起き上がったが、どうしたものやらと行きつ戻りつためらっていた。何で使者と会うことにためらうのだろう?ん?ってことはこの「太真」はもしかして楊貴妃激似ではなくて本人そのものかぁ?

 94 「シュハク」は書き問題=少し浮かびづらいかも。「真珠のすだれ」をヒントに考えてみよう。正解は「珠箔」。「箔」は準1級配当で「すだれ」。1級配当なら「簾」(レン)ですね。こっちの方が浮かびやすいでしょうから、「箔」は盲点。此の際しっかり覚えておきましょう。「金箔」(キンパク)、「銀箔」(ギンパク)、「簾箔」(レンパク、注意・連泊ではない)。「簾」では「簾帷」(レンイ)、「簾額」(レンガク)、「簾鉤」(レンコウ)、「簾中」(レンチュウ)。

 「邐迤」(リイ)は、ずるずると連なって長くのびるさま。両字共に配当外。「」は「並んで連なる、また、そのさま」、「」は「曲がりくねってゆく、ながくのびてゆく」。真珠のすだれや銀屛風がたくさんつらなっているさまをいい、太真があるくたびにゆれている情景を詠んだものでしょう。

 95 「ウンビン」は基本熟語書き取り問題=雲のようにふわっとした女性の髪。正解は「雲鬢」。これまで何度も取り上げています。「風鬟雨鬢」「霧鬢風鬟」を忘れずに。。。ここのくだりも色っぽい表現となっています。雲を思わせる髪の毛は起き掛けであるのですこし乱れているさまが色っぽい。

 96 花の冠も取り乱した格好で、太真は奥の間から下りて来た。

 97 「センベイ」は引っ搔け書き問題=この出題の意図は分かるでしょ?同音異義語は「煎餅」しかないですな。太真の好物はぱりぱり煎餅で…って、風が「センベイ」を吹くんですよ。「センベイ」はひらひらとは翻らんでしょう。お~っと、これは大ヒントですね。ひらひら翻るんですから、もうお分かりですね?正解は「仙袂」。仙人の着物のたもと。むしろ「仙」の方が難問かな。「ベイ」は「袂」ですよね。1級配当です「かたわ・ら」「きわ」とも訓む。「袂別」(ベイベツ)、「衣袂」(イベイ)、「分袂」(ブンベイ)。「橋のたもと」や「友とたもとを分かった」などの書き問題の出題例が浮かびます。

 「飄」(ヒョウヨウ)は、ひらひらと動いて定まらないさま。「飄揺」とも書く。既出です。「」は配当外で風が物を揺り動かすこと。同音熟語ですが「飄揚」(ヒョウヨウ)は、風に吹かれてひるがえりあがるさまを言います。「飄」(ヒョウヨウ)も同じ意味。「」は配当外で「あがる」「あげる」の意。「言」(ヨウゲン)は声を張り上げて言うこと。「揚言」「陽言」とも書く。

 98 あたかもあの「霓裳羽衣」を舞う姿を思わせる、その姿態。「霓裳羽衣」は第二段の「32」で登場した楊貴妃が得意とした舞のこと。太真が歩く姿が楊貴妃に生き写しだというのでしょう。いや、本人そのものなのかぁ?

 99 「ギョクヨウ」は常用漢字熟語書き問題=同音異義語は「玉葉」くらいか。これは玉のような美しい葉っぱということで、転じて、天子の一族、皇族を指す言葉です。ここでは「ギョクヨウ」が寂莫(ものさびしそう)とある。太真の「美しい容姿」のことですね。正解は「玉容」。そして「ランカン」は書き問題=同音異義語は「藍関」「瀾汗」「卵管」。これ実は案外難しいですよ。「涙ランカン」とあるので、涙がさめざめと流れ落ちるさまを言います。正解は「闌干」。「」は1級配当で「てすり」と訓みます。したがって、「闌干」は「てすり」の意味もあります。この意味では「欄干」「闌檻」「闌楯」(ランジュン)もあります。ただし、ここから派生して「星がきらきら連なって輝くさま」「なみだがさらさら連なって流れるさま」の意味もあります。少し慣れないと違和感ありますね。「闌」は「たけなわ」「おそ・い」「た・ける」とも訓む。「闌散」(ランサン=盛りを過ぎて衰えるさま)=「闌珊」(ランサン)=「闌残」(ランザン)、「闌単」(ランタン=力出し過ぎて瘁れる)、「闌入」(ランニュウ=乱入)、「闌夜」(ランヤ=夜更け)などの熟語もあります。

 100 「リカ」は基本同音異義語選択問題=同音異義語は「驪歌」「李下」「籬下」「罹禍」「理化」「李華」「俚歌」「梨花」「理科」などがあります。次の「一枝」(イッシ)がヒントです。枝なんですから、それにふさわしい「リカ」であるはずです。候補は絞られますね。「李下」「李華」「梨花」辺りでしょうか?正解は「梨花」ですが、ここの「梨花一枝春帯雨」(リカイッシはるあめをおぶ)は成句で「梨の花が一枝、春の雨にぬれている。美人が涙ぐむさまにたとえる」。このまま覚えましょう。「99」とセットで、とにかく美女が涙を流している、しかも、悲しくも美しく泣いているさまを言い尽くしているのです。もう一度、朗読しましょう。「玉容寂莫涙闌干(ギョクヨウセキバクなみだランカン)、梨花一枝春帯雨(リカイッシはるあめをおぶ)」。とにかく美しい。リズムが素晴らしい。

 すいません。迂生は勝手に「太真」は楊貴妃に似ている仙女だと思っていたのですが、どうやら同一人物のようです。すなわち、楊貴妃は死んだあと仙女になって、新たな名前を与えられていたんですね。失礼しました。まさしく、都合のいい脳内の一大プロジェクトですわ。彼女は玄宗皇帝と最後に出会い、永遠の愛を誓うのですが、それは次回。最終段です。でも、ちょっとやり過ぎ、白居易は媚び過ぎ。詠んでいてこっ恥ずかしくもなってしまいます。
 本日は以上です。

 【今日の1級配当漢字】

闕、稍、廂、悽、霄、躋、攬、秉、騫、撈、摯、搏、搦、搴、捫、弋、簒、俘、簾、帷、鬟、鬢、袂、飄、霓、瀾、闌、檻、楯、驪、籬、罹、俚、媚

 【今日の配当外漢字】

扃、邐、迤、颻、颺

仙山に探し覓める貴妃の膚=長恨歌5


 白居易の「長恨歌」シリーズの5回目です。なかなか夢にすら現れてくれなかった楊貴妃。悲しみのあまり夜も眠れない玄宗皇帝。これを何とか人為的に皇帝の枕元に呼び出そうという壮大な「プロジェクト」が始まります。いや、世にも奇妙奇天烈な「お芝居」と呼んだ方が適切かもしれません。ここまで来ると、脳内の回路が壊れていると言わざるを得ませんがねぇ。。。何をやりたいんだか。。。


75 臨の道士コウトの客

76 能くセイセイを以て魂魄を致す

77 君王がテンテンの思いに感ずるが為に

78 遂に方士をしてインギンめしむ

79 空を排し気に馭してることの如く

80 天に昇り地に入って之を求むること遍し

81 上はヘキラクを窮め下はコウセン

82 両処ボウボウとして皆見えず

83 忽ち聞く海上に仙山有り

84 山は虚無ヒョウビョウの間に在りと

85 楼閣はレイロウとして五雲起こり

86 其の中シャクヤクとして仙子多く

87 中に一人有り字は太真

88 セップカボウ参差として是ならん

 75 「臨」(リンキョウ)は、四川省の地名。秦代に置かれた県名。現在の邛崍(キョウライ=耒)県。卓文君(前漢の文学者司馬相如と駆け落ちして妻になるも、心変わりに嗔り「白頭吟」を詠み訣別する)のような美女の多いところとして知られる。「」「」は配当外。「道士」(ドウシ)は、神仙術を操る修験者。「コウト」は同音異義語選択問題=「曠途(塗)」「狗屠」「鴻図」「鴻都」「宏図」「狡兎」。ここでは、長安の都を指す言葉です。正解は「鴻都」。石川氏のテキストには「長安」を指すとありますが、一方で手元にある漢和辞典の「漢字源」には「洛陽」を指すとあります。確かに唐代、都は長安のほかに、副都を洛陽に置いていました。いささか混乱が生じています。漢字源には「後漢時代、都の洛陽にあった門の名。門内に図書館と学校を置いた」ともあります。ますます混乱です。いずれにせよ、ここでは「長安」を指すのは間違いありません。学説も揺れているのかなぁ。。。

 「鴻」は準1級配当で「おおとり(ヒシクイ)」「おおきい」とも訓む。「鴻鵠之志」(コウコクのこころざし)、「鴻業」(コウギョウ)=「丕業」(ヒギョウ)、「鴻儒」(コウジュ)、「鴻爪」(コウソウ)、「鴻藻」(コウソウ)、「鴻筆」(コウヒツ)、「鴻毛」(コウモウ)、「鴻臚」(コウロ)、「鴻門之会」(コウモンのカイ)。
 
 76 「セイセイ」は常用漢字熟語書き問題=同音異義語は「精製」「整斉」「征西」。1級配当絡みなら「惺惺」「淒淒」「嘶嘶」「猩猩」「悽悽」ですが、いずれもこの場合には意味的に当てはまらない。死人のたましいを蘇らせる能力を持っているのですが、それを発揮するために精神を集中させることを指しています。ちょっと浮かびにくい言葉です。正解は「精誠」。混じり気のない真心のこと。

 77 「テンテン」は基本1級配当書き問題=ここでは玄宗皇帝が夜も寝られずに悶悶として寝返りを打つさまを表わしています。正解は「輾転」。どちらも「テン」で「ころがる」という意味ですので、「転輾」(×)のように順番を間違えないようにしましょう。「めぐ・る」「ころ・がる」「ひきうす」とも訓む。「輾転反側」(テンテンハンソク)は必須四字熟語。

 78 「インギン」は基本1級配当書き問題=丁寧にねんごろに。正解は「殷勤」。心が付いた「慇懃」でもOK。「殷」は「おおい」とも訓み、「殷殷」(インイン)、「殷軫」(インシン)、「殷賑」(インシン)、「殷盛」(インセイ)、「殷昌」(インショウ)、「殷阜」(インプ)、「殷富」(インプ)、「殷憂」(インユウ)、「殷雷」(インライ)がある。ただし、「あかい」と訓める場合も有り、這の場合は「アン」が音読み。熟語は「殷紅」(アンコウ)。ま、本番ではここまでは出ないけどね。「殷鑑遠からず」(インカンとおからず)は故事成語で覚えておきましょう。「殷」は中国王朝名。「覓め」は1級基本訓み問題=「もと・め」。音読みは「ベキ」。「騎驢覓驢」(キロベキロ)は是非とも覚えたい四字熟語です。「覓句」(ベキク)、「覓索」(ベキサク)、「覓得」(ベキトク)。「もとめる」はほかに「徼める」「索める」「邀める」「僥める」「須める」「需める」「要める」「干める」がある。修験者は弟子を使って、楊貴妃のたましいを丁寧に探させたのである。

 79 「奔る」は表外訓み問題=「はし・る」。ほかには「趨る」「驤る」「驟る」「駸る」「迸る」「蹌る」「猋る」「犇る」「逸る」がある。「電」は表外訓み問題=「いなずま」。1級配当では「霆」「曄」とも書く。「霆」は「いかずち」(雷)とも訓み、「霆撃」(テイゲキ)、「電霆」(デンテイ)、「震霆」(シンテイ)、「雷霆」(ライテイ)。「曄」は「かがや・く」「あき・らか」「さか・ん」とも訓み、「曄然」(ヨウゼン)、「曄曄」(ヨウヨウ)。空を搔き分け、空気を御して、稲妻のように疾駆する。

 80 天空に昇り地下にもぐり、楊貴妃のたましいを至るところに捜し求めた。

 81 「ヘキラク」は書き問題=大空、青空のこと。正解は「碧落」。「ヘキ」は「みどり」、「ラク」は「ところ」。類義語は「昊天」(コウテン)、「蒼穹」(ソウキュウ)、「霄漢」(ショウカン)。「コウセン」は常用漢字書き問題=同音異義語は「好戦」「觥船」「紅箋」「香煎」「虹泉」「闔扇」「弘宣」「宏贍」「勾践」「光線」「公選」「交戦」「口銭」「鉱泉」「高専」「抗戦」「鋼線」「工船」「工専」など多いです。が、この中には正解はない。上は大空まで探し、下は「コウセン」まで、というのですから、下にあるものだ。下、下、…、「泉下」が浮かべばもうすぐそこだぁ。正解は「黄泉」。黄泉(よみ)の国ですね。死後の世界。あの世。「黄墟」(コウキョ)、「黄壌」(コウジョウ)、「黄」(コウロ)ともいう。「泉」そのものに「あの世」の意味がある。「泉界」(センカイ)、「泉路」(センロ)ともいう。したがって、「黄墟」と「泉路」は類義語の関係にあります。本番に要注意。

 82 「ボウボウ」は書き問題=両処というのは「碧落」と「黄泉」を指す。いずれもが「ボウボウ」として広すぎてはっきり見えないというのですから、正解は「茫茫」。「芒芒」とも書く。「茫」は1級配当で「とお・い」「ひろ・い」「はる・か」と訓む。「茫然自失」(ボウゼンジシツ)、「茫漠」(ボウバク)、「茫昧」(ボウマイ)、「茫洋」(ボウヨウ)、「蒼茫」(ソウボウ)、「渺茫」(ビョウボウ)、「往事渺茫」(オウジビョウボウ)、「杳茫」(ヨウボウ)。

 83 その時、ふと聞きつけたことには、海の上に仙人の棲む山があるという。

 84 「ヒョウビョウ」は1級配当書き取り問題=はるかに遠いさま。ほんのりと遠くに浮かぶさま。正解は「縹緲」。ただし、「縹渺」「縹眇」でもOKです。いずれも1級配当で、まず、「縹」は「はなだいろ(ほんのりした青い色)」「はなだ」「とお・い」「はる・か」と訓む。「縹帙」(ヒョウチツ=書物)、「縹緻」(きりょう=顔立ち、器量)、「縹色」(ヒョウショク、はなだいろ)、「縹縹」(ヒョウヒョウ)。「緲」は「かす・か」「はる・か」と訓む。「渺」は「はる・か」「かす・か」と訓む。「渺茫」(ビョウボウ)、「渺然」(ビョウゼン)、「渺渺」(ビョウビョウ)、「渺漫」(ビョウマン)、「渺瀰」(ビョウビ)、「渺」(ビョウボウ)。「眇」は「すが・め」「すが・める」「ちい・さい」「はる・か」「かす・か」「おくぶか・い」と訓みが豊富です。「眇遠」(ビョウエン)、「眇視」(ビョウシ)、「眇身」(ビョウシン)=「眇軀」(ビョウク)=「矮軀」(ワイク)、「眇然」(ビョウゼン)、「眇眇」(ビョウビョウ)、「眇芒」(ビョウボウ)、「眇末」(ビョウマツ)=「眇小」(ビョウショウ)、「眇目」(ビョウモク)。まとめましょう。「ヒョウビョウ」の書き取り問題はきっと出るでしょうが、「縹緲」「縹渺」「縹眇」のいずれでも良い。であるなら、一番簡単な「縹眇」を覚えるべきで、この「眇」には「すがめる」という特殊な訓みもあるのでお徳感たっぷりです。「ビョウボウ」も、より簡単な「眇芒」でOK。ただし、「往事渺茫」は「渺茫」の方が無難です。ということは「渺茫」で覚えておいたほうがいいかも?う~ん、結局はややこしい。楽することなく、それぞれ確実に覚えることが大事ですな。
 仙人の棲む山は何もないはるか遠くにあるという。

 85 「レイロウ」は1級配当熟語の書き取り問題=宝玉のように透明な輝きを表わす言葉です。正解は「玲瓏」。「玲」が準1級配当、「瓏」が1級配当。「玲」は「玲玲」(レイレイ)、「玲琅」(レイロウ)。「瓏」は「玲瓏」だけに使われる(瓏玲もあり)。「八面玲瓏」(ハチメンレイロウ)はしっかり押さえてください。「琅」も1級配当で「琳琅」(リンロウ)、「琅琅」(ロウロウ)、こちらは「琳琅満目」(リンロウマンモク)、「琳琅珠玉」(リンロウシュギョク)。「八面玲瓏」と「琳琅満目」は意味の違いと微妙な漢字の違いを確実にしておきましょう。よく間違います。
 高殿は玉のように美しい輝きを放ち、五色の雲が沸き上がる。

 86 「シャクヤク」は書き問題=しなやかなさま、たおやかで美しいさま。主に女性にいう。正解は「綽約」。「芍薬」が浮かんだ人はもう少しお勉強しましょう。惜しいけどね。「シャクヤクのように」であるなら可能性はありますが「シャクヤクとして」であるので駄目。「立てば芍薬坐れば牡丹歩く姿は百合の花」ということわざは覚えないといけませんがね。。。「綽」は1級配当で「ゆる・やか」「たお・やか」とも訓む。「余裕綽綽」(ヨシュウシャクシャク)、「綽然」(シャクゼン)、「綽態」(シャクタイ)、「綽名」(シャクメイ、あだな)=「諢名、渾名」(以上コンメイ、あだな)。
 その仙山には、しなやかな身のこなしで美しさを誇る仙女たちが多数棲んでいる。

 87 字を「太真」(タイシン)という者が一人いる。

 88 「セップ」は意外に難しい書き問題=同音異義語では「説郛」「節婦」くらいでしょうか。「説郛」は14世紀半ばごろ成立した叢書で、秦代以前より元代までの雑史・随筆・筆記・小説のたぐいから多くの抄録として、元末明初の陶宗儀が編んだ。「郛」は1級配当で「くるわ」とも訓む。「郛郭」(フカク)もあり。「節婦」は節操の正しい婦人。「節夫」はなぜかしら見えないが。。。いずれもこの文脈にはそぐわない。次の「カボウ」。これとセットで考えましょう。こちらも意外に難しい。同音異義語は「苛暴」「戈矛」「嘉謀」「瓜剖→瓜剖豆分(カボウトウブン=領土を細かくきちんと分けること)」。どれも違うなぁ。。。次の「参差」は基本表外訓み問題=「シンシ」。いずれも表外音読みで意味は「長短入り交じっていっしょになるさま、並び連なるが大きさなどは一定でなくばらばらなさま」。要は「どうやら似ているということ」。ん?誰に?って楊貴妃に決まっていますよね。つまり、「セップ」は「雪膚」、「カボウ」は「花貌」で、楊貴妃の「雪のように白く清らかなはだ」や「花のように美しい顔立ち」に「太真」なる仙女がそっくりだというのです。「セツ」(雪)と「カ」(花)は譬えですね。成句として覚えるのはなかなか難しいです。ちなみに「雪膚」は「雪肌」(セッキ)、「花貌」は「花顔」(カガン)・「花面」(カメン)ともいう。

 ついに見つけました。楊貴妃の「尸」(かたしろ)を。。。玄宗皇帝に捧げようというのですが、果してうまいこといくのでっしゃろか?でも何がしたいんでしょうね?本日は以上です。

 【今日の漢検1級配当漢字】

耒、嗔、曠、屠、狡、丕、臚、惺、淒、嘶、猩、悽、輾、殷、慇、懃、軫、覓、驢、徼、邀、僥、驤、驟、駸、迸、蹌、猋、犇、霆、曄、昊、穹、霄、觥、箋、闔、贍、墟、茫、芒、渺、杳、縹、緲、眇、帙、緻、瀰、矮、瓏、琅、綽、芍、諢、渾、郛、戈、譬、尸

 【今日の配当外漢字】

邛、崍、壚、漭

「コウコウ」の書き分けを身につけよう=長恨歌4



 白居易の長恨歌シリーズの4回目です。蜀から長安の都に再び戻った玄宗皇帝。見るもの聞くものもあのときのまま。そう、自然や建物は。。。しかし、人間はそうはいきません。時間は確実に経過しており、あのときを一緒に過ごし、自分に傅いた者たちは老いを隠すことができない。そして何より、楊貴妃がいないという現実が突き付けられる。長安(楊貴妃との日々、歓喜)→馬嵬(楊貴妃の死、血涙)→蜀(都落ち、事態好転)→馬嵬(楊貴妃の魂、涙)→長安(楊貴妃不在の日々、失意)という流れ。単調なラインでありながら、同じものが微妙に変化しており、複雑な世の無常が編み込まれている。玄宗皇帝の気持ちの「栄枯盛衰」を見事に詠み上げた舒情詩だと思います。まぁ、要は皇帝というか唐王朝に対して白居易が「媚」を沽っているわけですが、詠み進めて行くと「媚」だけではないことも分かります。

57 帰り来ればチエンに依る

58 太液の芙蓉未央の柳

59 芙蓉は面の如く柳は眉の如し

60 此に対して如何ぞ涙の垂れざらん

61 春風桃李花開く日

62 秋雨ゴトウ葉落つる時

63 西宮南内秋草多く

64 落葉に満ちて紅掃わず

65 リエンの弟子白髪新たに

66 ショウボウアカンセイガ老いたり

67 夕殿蛍飛んで思いショウゼンたり

68 孤灯げ尽して未だ眠りを成さず

69 遅遅たるショウコ初めて長き夜

70 コウコウたる星河曙けんと欲する天

71 エンオウの瓦は冷ややかにして霜華重く

72 翡翠のは寒くして誰と共にせん

73 悠悠たる生死別れて年を経たり

74 コンパク曾て来たりて夢に入らず


 57 「チエン」は書き問題=同音異義語は「遅延」「地縁」ですな。ここは戻った宮中の池や庭のこと。正解は「池苑」。「苑」は準1級配当で「その」と訓む。「苑池」(エンチ)、「苑台」(エンダイ)、「苑囿」(エンユウ)、「囿苑」(ユウエン)、「苑結」(エンケツ、ウンケツ)、「花苑」(カエン)、「外苑」(ガイエン)、「芸苑」(ゲイエン)、「文苑」(ブンエン)、「説苑」(ゼイエン)、「御苑」(ギョエン)、「神苑」(シンエン)、「内苑」(ナイエン)、「鹿苑」(ロクエン)。「旧」は表外訓み問題=「もと」。むかし、以前、ある状態に変化する前の状態。意外と訓めといわれれば難しいでしょう。「故」も「もと」。宮殿の池や庭は楊貴妃が生きていたあの時のままであった。

 58 「太液の芙蓉」(タイエキのフヨウ)=「太液」は宮中にある池の名称で、ハスの花が咲いている。「未央の柳」(ビヨウのやなぎ)=「未央」は宮殿の名称で、柳が立っている。「未」は「ビ」、「央」は「ヨウ」と読む珍しいケース。いずれも表外音読みです。「金糸桃」「美容柳」とも書く。

 59 それらはどれもが楊貴妃の姿を思い出させるものばかりだ。「太液の芙蓉」は、楊貴妃の顔立ちを譬えたもので、美人の顔の代名詞ともなっています。「未央の柳」は、楊貴妃の眉を譬えている。

 60 宮中に戻れたが楊貴妃がいない今となっては自然と涙が流れてくる。

 61 春風が吹いて桃や李の花びらも翻る。

 62 「61」と「62」はまさに対句です。春の「桃李」に対して、秋の「ゴトウ」。これが書き問題=アオギリのことです。正解は「梧桐」。赤と緑のコントラスト。梧桐は街路樹に用いられることが多く、樹皮が緑色なんです。明治・大正・昭和の俳人、河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)の名にちなみ「ヘキゴ」(碧梧)ともいう。いや、逆か。「碧梧」があって「碧梧桐」と名付けたのか?季節が春から秋にめぐったことをいっている。楊貴妃がいたあの日々が春で、楊貴妃がいない今が秋。いや、そもそも今や楊貴妃はいないのだから、春も秋も季節が迴ろうとも悲しい日々が続くばかり。。。。

 63 皇帝が居られる西の宮殿も、南の宮殿も秋の草が生い茂っている。

 64 「階」は表外訓み問題=もちろん「階段」のことで「きざはし」。ほかには「陛」「段」もある。配当外なら「堦」ですが、これは「階」の異体字です。「階前万里」(カイゼンバンリ=天子は何でもお見通し)、「階闥」(カイタツ=宮中)、「階梯」(カイテイ=高みに行くための手段)。「紅」(くれない)は、紅葉(もみじ)の葉。国字なら「椛」。

 65 「リエン」は基本文芸熟語書き取り問題=同音異義語は「籬垣」「離筵」「李淵」「離縁」。正解は「梨園」。玄宗皇帝が宮中の庭園内に設けた楽人養成所。そこでは梨が植られてあり、青年や宮女に音楽・舞踊・芝居を学ばせた。ここから意味が派生して、演劇界を指し、役者や俳優を「梨園弟子」という。日本に入って梨園と言えば歌舞伎界を特に指す。むかし梨園で舞踊を学んだ教習生も、すっかり年を取り髪が白く、もう「弟子」とは言えない風情。。。

 66 「ショウボウ」はやや耳慣れない書き取り問題=同音異義語は「銷亡」「笑貌」「消防」。正解は「椒房」。皇后の御殿、部屋のこと。転じて、皇后を指す。「椒」は1級配当で「はじかみ」「かぐわ・しい」「みね」「いただき」とも訓む。ここでは山椒の木を指し、これは部屋を暖かくし悪気を除くのに役立ち、また、実が沢山なるので、子孫の多いことを願って壁に塗り込んだという。「椒屋」(ショウオク)、「椒庭」(ショウテイ)、「椒殿」(ショウデン)、「椒掖」(ショウエキ)、「椒壁」(ショウヘキ)、「椒閣」(ショウカク)ともいう。そうですね、やや多いですが、イメージトレーニングにはなるので、覚えたいところです。長恨歌以外で触れることができればOKですね。心に留めておきましょう。そのときが来るまで。。。「胡椒」(コショウ)、「椒桂」(ショウケイ)、「椒酒」(ショウシュ)、「椒図」(ショウト、ショウズ=巻貝に似た怪獣の名前、扉のノック部分の装飾模様に用いられる)、「椒蘭」(ショウラン=皇后の親類、外戚)。「はじかみ」はほかに「薑」もある。
 「アカン」は稍難しい書き問題=同音異義語は「丫鬟」「鴉鬟」「阿咸」「阿寒」。正解は「阿監」。宮中の女中がしら。宮中を取り仕切る最高位の女官。いささか旧聞に属しますが天璋院篤姫の大奥で言えば、稲森いずみが演じた「滝山」といったところでしょうか。分かる人にしか分かりませんね。「長けた」(ろうた・けた)といったイメージが強い言葉です。
 「セイガ」も稍難しい書き問題=同音異義語は「菁莪」「静臥」「聖駕」「正衙」「清雅」。正解は「青蛾」(青娥)。蛾の触角のように眉が美しいさま。つまり美貌。
 皇后付きの阿監もかつての美貌を誇りつつその眉には老いは隠せない。それだけあれから時間が経過しているのだ。この「椒房の阿監青娥老いたり」という一句ですが、そのまま覚えて使ってみたいお洒落な表現です。「孤房の迂生▽▲老いたり」。

 67 「ショウゼン」は同音異義語問題=次の中から適切な「ショウゼン」を選んでください。「牀前」「蕭然」「聳然」「聳善」「悄然」「承前」「竦然」「瀟然」「鏘然」「嘗膳」「悚然」「小善」。文脈を考えましょう。夜の宮殿には蛍が飛び交っている。それを見た玄宗皇帝の気持ちなんです。溜息を付いているんです。正解は「悄然」。しょんぼりとして萎れたさまです。「牀前=寝床の周辺」、「聳善=勧善」、「承前=前文の続き」、「嘗膳=お毒見」、「小善=ちょっとした善行」はまあいいでしょうね。問題は「ショウ然」の使い分けですね。これは難しいのもある。「瀟然=ものさびしいさま」、「悚然=ぞっとして立ち尽くすさま」「鏘然=金属や玉がさわやかに鳴る音の形容」、「竦然=たちつくすさま」、「聳然=高くそびえたつさま、たちすくむさま」。

 68 「挑げ」は表外訓み問題=「かか・げ」。宛字っぽいです。「かかげる」の1級漢字では、「騫げる」「搴げる」「榜げる」「掀げる」「撥げる」があります。ぽつんと一つだけ灯った灯火も芯をかきたてて、いつまでも眠れないでいる。

 69 「ショウコ」は書き問題=同音異義語は「小姑」「証拠」「鉦鼓」「簫鼓」「商賈」「商估」「昭乎」など。ここは時刻を告げる鐘や太鼓のことですから、「鐘鼓」が正解。「鉦鼓」は銅製の打楽器ですので、時刻を告げるものではない。「簫鼓」は笛と太鼓でこれも時刻を告げない。時を告げる鐘と太鼓は、一回鳴ってその次は間があく。まどろっこしさといったら歯軋りしそうだ。遅い、遅い、遅い。。夜が長すぎる、早く明けてくれ。

 70 「コウコウ」は同音異義語問題=次の中から適切な「コウコウ」を選んでください。①「恍恍」②「惶惶」③「皓皓」④「遑遑」⑤「皐皐」⑥「耿耿」⑦「閤閤」⑧「浩浩」⑨「佼佼」⑩「悾悾」⑪「壙壙」⑫「庚庚」⑬「膠膠」⑭「溘溘」⑮「磽磽」⑯「薨薨」⑰「煌煌」⑱「皎皎」⑲「鏗鏗」⑳「杲杲」。。。。まだまだありますがこの辺にしておきます。なにせ、答えはたったの一つですから。文脈に添って意味を考えてみましょう。「星河」(セイガ)は天の川のことです。それが「コウコウ」たるといい、「曙けん」(あ・けん=夜が明ける)というのですから、夜空の星座がうすれながら光り輝くさまを表わす言葉です。正解は耿耿」。ここでは「星などが小さくちかちかと輝くさま」をいうのですが、「耿耿として眠られない」のように。「目がちかちかと冴えて眠れないさま」にも使います。したがって、皇帝が悶悶として眠られずに星だけが輝いており、次第に夜が明けていくさまをこの「耿耿」は表わしていると言えましょう。何となく似た意味の「皓皓」や「煌煌」や「皎皎」では駄目なことがよく分かると思います。

① 「恍恍」=うっとりするさま。「恍惚」「恍然大悟」。

② 「惶惶」=あわただしいさま、おそれるさま。「恐惶」「惶懼」「誠惶誠恐」。

③ 「皓皓」=明るくて鮮やかなさま、潔白で汚れないさま、心が空しいさま、川などが広々としたあま。意味は多いですが、「皓」は「白」。ここから派生している。「明眸皓歯」「皓月」、「皓首」。

④ 「遑遑」=あわただしくて落ち着かないさま。「遑急」。

⑤ 「皐皐」=がやがやと騒いで道理を知らないさま、高いさま。「皐門」「皐月」。「さわ」「きし」「たかい」「さつき」「ああ」などの意味がある。

⑦ 「閤閤」=カエルの鳴く声の形容。「ねや」の意味では「閨閤」。

⑧ 「浩浩」=広々としているさま、水が豊かに流れているさま、道が長く続いているさま、光の輝くさま。要は「ひろい」。「載籍浩瀚」「浩浩湯湯」「浩然之気」「浩渺」。

⑨ 「佼佼」=人格・能力がすぐれているさま、顔や形が美しいさま。「佼人」「佼童」「佼黠」。

⑩ 「悾悾」=真っ正直なだけで気がきかないおろかなさま、愚直なさま。「悾款」。

⑪ 「壙壙」=何もなくがらんと広がったさま、野原の広く開けたさま。「あな、はかあな」のことで「むなしい」の意もある。

⑫ 「庚庚」=太いすじの通ったさま、かたく充実したさま。十干の「かのえ」ですね。夏のうちで最も暑い時期のことを「庚伏」(コウフク)といいます。

⑬ 「膠膠」=鶏の鳴き声の形容、もつれるように入り乱れてさわぐさま、一体となってやわらぐさま、動き乱れるさま。「にかわ」のことで「膠漆之交」「膠葛」「膠柱鼓瑟」。

⑭ 「溘溘」=水がごぼごぼと流れる形容、水などを大量に飲むさま。「溘逝」「溘焉」=急逝。

⑮ 「磽磽」=ごつごつしているさま。「磽瘠」「磽肥」。

⑯ 「薨薨」=もやもやと群がって音を立てるさま、沢山の人の騒がしい声の形容、わいわい、とどろき響く音の形容。「みまかる」で「薨去」。

⑰ 「煌煌」=きらきらと光りかがやくさま。「きらめく」「きらびやか」「きらやか」「あきらか」など訓読みが多い。

⑱ 「皎皎」=真っ白いさま、潔白なさま、明るいさま。「しろ」「きよい」で「皎月」「皎日」「皎潔」。

⑲ 「鏗鏗」=金・石が打ち当たって、かんかんと鳴る音の形容。言葉がきんきんと角張って響くさま。「鏗錚」「鏗鏘」「鏗爾」辺りが狙われそう。

⑳ 「杲杲」=日の光が輝くさま。「あきらか」「たかい」とも訓み、「杲乎」。「杳杳」(ヨウヨウ)との差違を区別して。。。

 「コウコウ」の「AA(同字熟語)」パターン以外の「AB(異字熟語)」パターンは以下のとおりです。

21 「狎恰」=遠慮もなしに体をくっつける。押し合いへし合いする。

22 「江皐」=川べりの土地。

23 「交媾」=性交。男女・雌雄の肉体的な交わり。「媾」は「よしみ」。

24 「黌校」=学校。「黌宇」「黌舎」「黌堂」「黌序」「黌室」とも書く。「黌」は「まなびや」。

25 「衡巷」=道から横にそれて、気儘に歩く。転じて、気儘に振る舞うこと。「衡」は「くびき」とも訓みますが、ここでは「合従連衡」で用いられ「横」という意味。

26 「膏肓」=治し難い病気のこと。「病入膏肓」(やまいコウコウにいる、ビョウニュウコウコウ)。

27 「黄蒿」=枯れて黄色くなったヨモギ。「蒿」は「よもぎ」。

28 「哮吼」=動物がほえること。「哮咆」「哮」(コウカン、は配当外で「のぞむ」のほか、虎が口を開いてさけぶさま=闞闞=カンカン)ともいう。「哮」は「たける」「ほえる」。

29 「鴻功」=おおきな手柄。

30 「鴻溝」=埋められないみぞ。懸隔。仕切り。

 これでみなさんも「コウコウ」通になれましたね。逆に迷う?

 71 「エンオウ」は基本書き取り問題=長恨歌では必須の熟語です。正解は「鴛鴦」。「冤枉」や「閻王」ではない。夫婦和合の象徴、おしどりのこと。「鴛鴦の瓦」はオシドリの形をかたどった瓦。冷たい鴛鴦瓦には夜明けの霜が降りて花が咲いたようだ。

 72 「衾」は稍難しい訓み問題=通常は「ふすま」ですが、ここは「しとね」。いずれも1級配当の「茵」「蓐」「袵」「衽」「褥」の方が一般的ですね。「ふすま」は「かけぶとん」、「しとね」は「しきぶとん」の違いがありますが、まぁ、夜具であることにはどちらも変わりないということでしょう。漢検的には「ふすま」で覚えておきましょう。でも、「襖」「麩」とは書き分けられるようにはしておかなければなりませんぞ。翡翠の繡をした布団には皇帝だけが寂しく寝ておられる。

 73 楊貴妃と皇帝の距離は永遠にかけ離れている。時間だけが確実に刻まれている。

 74 「コンパク」は基本熟語書き取り問題=「コンパク」という熟語はこれしかない。正解は「魂魄」。たましいのこと。楊貴妃のたましいが一度も夢の中にすら現れてこないのはなぜだろう。思いが足りないのか・・・・?

 本日は以上です。本日のポイントは何と言っても「コウコウ」の書き分けです。しっかり押さえて書き分けられるようにしておきましょう。慥かに数多くて覚えるのも大変ですが、本番でどれかが出ることは請け合いです。

 【演習問題】

 以前、迂生がmixi日記(2008年10月13日付)に公開したものですが、ちょうどいいので問題として改めて掲載しておきます。(一部省略)

カタカナを漢字にせよ。

 ①病コウコウに入る。
 ②コウコウたる月夜。
 ③コウコウとして眠れない。
 ④日の光がコウコウと輝く。
 ⑤コウコウとはSEXのことです。
 ⑥天皇にとって父親のことをコウコウという。
 ⑦宝石同士がぶつかりコウコウと鳴る。
 ⑧二人の間に利害のコウコウがある。
 ⑨彼はスクープというコウコウを打ち立てた。
 ⑩新発見かどうかはコウコウを俟ちたい。
 

 正解

 ①膏肓 ②皓皓(皎皎) ③耿耿 ④杲杲 ⑤交媾 ⑥皇考 ⑦鏗鏗 ⑧鴻溝 ⑨鴻功 ⑩後考 

 【今日の漢検1級配当漢字】

傅、嵬、蜀、舒、媚、沽、囿、譬、迴、闥、籬、筵、銷、椒、掖、薑、稍、丫、鬟、鴉、咸、璋、、菁、莪、衙、娥、牀、蕭、聳、悄、竦、瀟、鏘、悚、騫、搴、榜、掀、撥、簫、賈、估、軋、恍、惶、皓、遑、耿、佼、悾、壙、膠、溘、磽、薨、煌、皎、鏗、杲、懼、眸、閨、瀚、渺、黠、瑟、焉、瘠、錚、杳、狎、媾、黌、肓、蒿、哮、吼、咆、冤、枉、閻、衾、茵、蓐、袵、衽、褥、魄、慥

 【今日の配当外漢字】

堦、闞

帰路の馬嵬で流した血涙は赤さを増す…=長恨歌3




 白居易の長恨歌シリーズの3回目です。第2段では楊貴妃は縊殺されました。どこにも書かれていませんでしたが首を絞められたのです。お墓をつくって弔うこともされませんでした。まさに横死です。とても世界三大美女の死に際とは思われません。

43 コウアイ散漫風ショウサク

44 雲サン迂剣閣に登る

45 峨嵋山下人の行くこと少に

46 セイキ光無く日色薄し

47 蜀江水は碧にして蜀山は青く

48 聖主朝朝暮暮の情

49 アングウに月を見れば傷心の色

50 夜雨に鈴を聞けば腸断の声

51 天り日転じてリュウギョらし

52 此に到りてチュウチョして去る能わず

53 馬嵬ハカ泥土の中

54 玉顔を見ず空しく死せし処

55 君臣相顧みて尽く衣を

56 東のかた都門を望み馬にせて帰る

 43 「コウアイ」は耳慣れない言葉書き取り問題=同音異義語では「狎愛」「江靄」「垢穢」「咬哇」などがライバル候補。いずれも1級配当漢字が含まれていますが、余り見かけない言葉ですね。砂ぼこりの意味ですので正解は「黄埃」。砂ぼこりのイメージはやはり黄色。「黄塵」(コウジン)もあります。「埃」は1級配当で「ほこり」。「塵埃」(ジンアイ)、「涓埃」(ケンアイ)、「氛埃」(フンアイ)、「埃靄」(アイアイ)、「埃塵」(アイジン、強力なライバルは愛人)、「埃氛」(アイフン)、「埃滅」(アイメツ)。「ショウサク」は基本熟語書き問題=ものさびしいさま。正解は「蕭索」。「蕭」は1級配当で「ものさび・しい」「しず・か」「よもぎ」とも訓む。「蕭艾」(ショウガイ)、「蕭灑」(ショウサイ=瀟灑)、「蕭殺」(ショウサツ)=「蕭条」(ショウジョウ)、「蕭颯」(ショウサツ)、「蕭瑟」(ショウシツ)、「蕭牆」(ショウショウ)、「蕭蕭」(ショウショウ)、「蕭寂」(ショウセキ)、「蕭寥」(ショウリョウ)、「蕭娘」(ショウジョウ)⇔「蕭郎」(ショウロウ)、「蕭牆之憂」(ショウショウのうれい)、「蕭森」(ショウシン)、「蕭然」(ショウゼン)、「蕭疎」(ショウソ)、「蕭騒」(ショウソウ)、「蕭蘭」(ショウラン)、「蕭散」(ショウサン)。土埃が舞い上がり、風の吹く音は物淋しい。

 44 「サン」は微妙な書き取り=常用漢字です。「かけはし」という表外訓みがあり、ここではその意味。正解は「」。「梯」(テイ、準1級)もある。「石桟」(セキサン)、「飛桟」(ヒサン)、「棚桟」(ホウサン)、「桟雲狭雨」(サンウンキョウウ)、「桟道」(サンドウ、「参道」とは違うので注意)=「桟閣」(サンカク)=「桟径」(サンケイ)、「桟留」(サントメ)、「桟敷」(サじき)、「桟橋」(サンばし)。「雲桟」は空に浮かぶ雲にまで続かんばかりに伸びた架け橋、「迂」(エイウ)はくねくねと曲がりくねったさま、「剣閣」(ケンカク)は山の名で長安から蜀に至る難所。「」は配当外で「めぐる、まつわる、まとう」。「回」(エイカイ)=「廻」=「繞」(エイジョウ)、「縈胸」(エイキョウ=わだかまる)、「縈青繚白」(エイセイリョウハク=風光明媚)、「帯」(エイタイ)、「抱」(エイホウ)。どうやら、唐代の詩人は好んで「」を用いているようです。皇帝の一行は何事もなかったかのように蜀を目指して桟橋を渡り、剣閣山を登っていく。

 45 「峨嵋」(ガビ)=四川省中部にある山の名。「峨眉」とも書く。その稜線が蛾の触角(蛾眉)のような形でくっきりとしている。「嵋」は1級配当ですが「娥嵋」で用いられるマイナー漢字です。峨嵋山の麓には行き交う人もいない。

 46 「セイキ」は同音異義語をこなそう書き取り問題=「清暉」「生気」「世紀」「生起」「腥気」「成毀」「性器」「旌旗」「盛期」正気」から選んでください。意味は「天子を象徴する色鮮やかな旗さしもの」。正解は「旌旗」。「旌」は1級配当で「はた」「あらわ・す」「ほ・める」とも訓む。「旌旃」(セイセン)、「旌旆」(セイハイ)、「旌顕」(セイケン)、「旌節」(セイセツ)、「旌表」(セイヒョウ)=「旌門」(セイモン)、「旌別」(セイベツ、本番で出そう)、「旌褒」(セイホウ)、「旌旄」(セイボウ)=「旌麾」(セイキ)。

 47 蜀の流れは深緑に、蜀の山は青々と茂っている。

 48 皇帝は朝に夕に楊貴妃のことを思いながら悲しみにくれる。

 49 「アングウ」は基本熟語書き問題=天子が旅先で泊まる仮の御所・執務所。正解は「行宮」。「行」を「アン」と読むのは唐音です。「行在」(アンザイ)、「行在所」(アンザイショ)、「行所」(アンショ)ともいう。「行脚」(アンギャ)、「行灯」(アンドン、アンドウ)もある。仮の皇居では月を眺めても、皇帝の心は傷ついてずたずた。

 50 夜の雨の中に鈴の音を聞いても、はらわたが千切れそうなほど苦しい。

 51 「旋り」「廻らし」は表外訓み問題=「めぐ・り」「めぐ・らし」。「めぐり」はほかには「繞り」「繚り」「巡り」「遶り」「運り」「邏り」「迴り」「輾り」「躔り」「蟠り」「紆り」「浹り」「樛り」「槃り」「徼り」「徇り」「圜り」「斡り」「匯り」「帀り」「匝り」「嬰り」「般り」「盤り」「環り」などがありますが、まぁ、ぶっちゃけ、訓めればよろしいやん。書きなら「環り」でいいやん。「天旋り」というのは、いったん首都を制圧した安禄山の軍隊が官軍、すなわち唐王朝軍の逆襲に遭い敗退。都が回復したことをいう。そこで、「リョウギョ(リュウギョもOK)」は書き問題=天子の乗り物、馬車のこと。正解は「竜馭」。「馭」は1級配当で「御」が書き換え字。「あやつ・る」「の・る」「す・べる」「おさ・める」とも訓む。「馭者」(ギョシャ)、「制馭」(セイギョ)、「馭極」(ギョキョク=即位、類義語問題で要注意)、「煙馭雲車」(エンギョウンシャ)。天下の情勢が一変して、皇帝も長安の都にお帰りになった。

 52 「チュウチョ」は基本熟語書き問題=二歩、三歩いっては止まるように、ためらうこと。行き悩むこと。「躊躇」が正解。両字共に1級配当で、「躊」は「ためら・う」「たちもとお・る」、「躇」は「ふ・む」「ためら・う」「たちもとお・る」「こ・える」「わた・る」と訓む。「たちもとおる」というのは、「行きつ戻りつ徘徊すること」で、これらのほかに「躑る」「踟る」「裴る」「槃る」「彽る」があります。いずれも1級配当漢字です。訓めるようにしましょう。都への帰路、楊貴妃を殺した馬嵬の駅をよぎるとき、とどまって前に進むことができなくなられたのだ。

 53 「ハカ」は1級漢字絡みの書き問題=同音異義語は「果」「墓」「破瓜」「塋」「墳」。ここは馬嵬の坂の下のことです。そう、「ハ」は「さか」なんです。浮かびますか?「坂」「阪」は簡単ですが「嶝」「陂」は「ハ」ではない。あと一つ…正解は「坡下」。「坡」は「さか」「つつみ」「なな・め」とも訓む。「坡陀」(ハダ-起伏があって平らでないさま)、「坡塘」(ハトウ=土手)、「坡頭」(ハトウ)、「坡老」(ハロウ)、「坡壟」(ハロウ=小高くなった土手や丘など)。

54 楊貴妃が死ぬ時はその玉のような顔を見ることができなかった。悲しくも彼女が殺されたその場所は前と変わりなく残っているではないか。

 55 「霑し」は1級配当訓み問題=「うるお・し」。涙で濡らすこと。「うるおす」はほかに「潤す」「浹す」「涵す」「洽す」「膏す」「湿す」「沾す」があります。君臣共に振り返りながら、全員が涙で衣をぬらすばかりだった。

 56 「信せて」は表外訓み問題=「まか・せて」。東の方の長安の城門を目指して、馬の歩みにまかせて帰る。

 急転直下、事態は好転したのですが、果して楊貴妃の死は何だったのか?皇帝の気持ちは納まりが尽きません。長安への帰路、馬嵬を通らなければならないのは皮肉以外の何物でもなかったでしょう。「ああ、貴妃よ。生き返っておくれ。わたしはそなたを見殺しにしてしもうたのだ。無力な皇帝よ。。。」。血涙とは書かれていませんが、楊貴妃が縊殺されたときよりも赤い涙だったのではないでしょうか。かくも皇帝は世の流れに流されるしかない儚い存在だったのです。歴史の悲哀ですね。まぁ、いいじゃん。いい思いしたんだし。また、都に戻れるんだし。。そして、何より、これから脳内で楊貴妃との新たな思い出を作るんだしさ。。。

 本日は短めで。。。


 【今日の漢検1級配当漢字】

縊、狎、靄、穢、咬哇、埃、涓、氛、蕭、艾、瀟、灑、颯、瑟、牆、寥、繞、繚、蜀、嵋、娥、暉、腥、毀、旌、旃、旆、旄、麾、、遶、邏、迴、輾、躔、蟠、紆、浹、樛、槃、徼、徇、圜、匯、馭、躊躇、徘徊、躑、踟、裴、彽、嵬、塋、嶝、陂、坡、壟、霑、涵、洽、沾、儚

 【今日の配当外漢字】

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char

Author:char
不惑以上知命未満のリーマンbloggerです。
言葉には過敏でありたい。
漢検受検履歴
2006.3  漢字学習スタート
2006.6  2級合格
2006.10 準1級合格
2007.10 1級合格①
2009.2 1級合格②

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